「奨学金を滞納している人」や「奨学金は一度も払ったことがない人」は意外に多いようです。

奨学金の返済が遅れたり払わないとしても、消費者金融や銀行など金融機関と比べて取立てが厳しくないからか、「まぁ大丈夫だろう」と甘く考えている人が多いようです。

奨学金とは、金銭的・経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すことを目的とした制度です。

高校や大学など学校を卒業後、社会人になってから返済することになりますが、その奨学金の返済を滞納する人が急増しており、問題視されています。

奨学金の貸し出しをしている日本学生支援機構も、奨学金の未納や滞納問題を解決するために対策を立てるようになりました。平成20年から個人信用情報機関の全国銀行個人信用情報センターに加盟することになったのです。

奨学金の滞納でブラックリストに

それではなぜ、全国銀行個人信用情報センターに加盟したことが問題なのでしょうか。簡単に説明すると、奨学金を払わないとブラックリストに載ってしまうということです。

ブラックリスト入りしてしまえば、カードローンやクレジットカードの審査に通らなくなります。

通常であれば審査に落ちることはない人でも、この奨学金の滞納が原因でクレジットカードなどの審査に落ちる若い人が増えてきているようです。

「奨学金なら払わなくても問題ない」と考えている人は、ローンやクレジットカードの審査に通らなくなりますので注意が必要です。

ピカピカの新社会人がいきなりブラックリストスタートはさすがに悲しいですよね。

奨学金は何か月滞納するとブラック?

では奨学金は何か月滞納をすると、ブラックリスト入りしてしまうのでしょうか?

答えとしては、返還開始から6ヶ月経過した後は、延滞3ヶ月以上となった場合に登録となります。

つまり奨学金の滞納の限界は2ヶ月です。

しかし奨学金の返還が困難になった場合には、願出により返還期限を猶予または割賦額を減額(返還期間の延長)することもできます。

本当に事情があり奨学金を払うのが困難な場合は、こういったシステムを利用することで、信用情報機関への登録を回避することができます。

クレジットカードやローン、キャッシングに比べればまだまだ優しいとは言えますが、甘く見ているとブラックになるので注意しましょう。

ブラックになってしまうとこんなデメリットがある

ブラックになれば、5年間はクレジットカードも持てず、ローンも通りません。

それに奨学金の滞納も長く続くと、業務を委託された債権回収会社から督促がかかります。

それを無視し続けていると、最終的には裁判所に支払い督促の申し立てを出され、差し押さえなどの強制執行にあってしまうこともあります。

「奨学金は払わなくても大丈夫」と思っていると、後々大変です。「奨学金も借金である」という認識を持たないと、いざマイホームが欲しいといった時にも住宅ローンは通らないし、クレジットカードも持てません。

どうしても返済不可能な場合には、自己破産を考えることになります。

クレジットカードやカードローンの審査に通らない人は、学生時代に借りていた奨学金をきちんと返済しているかチェックしてみましょう。

まとめ

奨学金の貸し出しをしている日本学生支援機構は、個人信用情報機関の全国銀行個人信用情報センターに加盟しています。そのため、奨学金を滞納するとブラックリスト入りします。

返還開始から6ヶ月経過後、滞納3ヶ月以上で個人信用情報機関に登録されますので、2か月滞納までならブラックにはなりません。滞納3ヶ月以上になると、ブラックになり、債権回収会社から督促がかかります。

奨学金の滞納を甘く考えていると、将来クレジットカードやローンにも通らなくなりますので、注意してください。