カードローンの審査では「年収」「勤務先の情報」「勤務年数」「他社借入件数」が重要視されるという説明をしてきました。

先ほど挙げた項目は、申込者の返済能力を見極めるためにしています。銀行や消費者金融からすればお金を貸す訳ですから、お金を貸す相手の返済能力を調べることは非常に重要です。

今回は「家族構成」「居住形態」「居住年数」について説明していこうと思います。

どれも本人の返済能力には関係ないような気はします。しかし、カードローンの申し込みをするとほぼ必ず聞かれる項目です。

銀行や消費者金融は「家族構成」「居住形態」「居住年数」のどこを見て評価しているのでしょうか?

家族構成で審査される4つのポイント

家族構成で審査されるポイントは、基本的に下記の4点です。

  • 独身・既婚(既婚の場合、共働きか)
  • 子供あり・子供なし(ありの場合、教育でお金がかかる年齢か)
  • 親と同居・親と別居
  • 家族の人数(同一家計の人数)

この「家族構成」で聞きたいことは「自分で自由に使えるお金がどれくらいあるか」です。そして「連絡不能になる確率(夜逃げなど)」も参考にしています。

1.独身・既婚

独身者のほうが既婚者より自由に使えるお金は多いので、基本は「独身」のほうが有利です。

しかし既婚者でも共働きであれば、比較的自由に使えるお金は多いと判断されることもあります。

2.子供あり・子供なし

子供には教育資金などお金がかかりますので、「子供なし」のほうが有利です。子供がいても手を離れている年齢であれば問題ありません。

しかし、子供がいると独身者のように簡単に引っ越しがしにくいです。子供の転校手続きなどもありますから。支払不能になったときの夜逃げ対策になると考えられています。

そういった理由から、子供がいたほうが評価されるケースもあります

3.親と同居・親と別居

「親と同居」の場合もやはり自由に使えるお金が多いと判断されますので有利です。親の援助も期待できます。

もし支払不能になった時でも、親と同居しているほうが夜逃げなどしにくいです。そういった点も評価されます。

4.家族の人数(同一家計の人数)

「家族の人数」は家計を共にしている人数が多いほど生活費がかかると判断されます。少ないほうが有利です。

年収が低い人は、家族の人数が多いことがかなりのマイナスポイントになりかねません。

「居住形態と居住年数」で審査される3つのポイント

「居住形態と居住年数」で審査されるポイントは、基本的に下記の3点です。

  • 持ち家・賃貸
  • 毎月の家賃・住宅ローン支払額
  • 何年住んでいるか

この「居住形態と居住年数」で判断するのは、「生活の安定度」です。「連絡不能になる確率(夜逃げなど)」も同時に判断しています。

1.持ち家・賃貸

順位をつけるとすれば下記のようになります。

  1. 持ち家(自分名義・ローンなし)
  2. 持ち家(家族名義)
  3. 官舎・社宅
  4. 賃貸
  5. 公営住宅

持ち家(自分名義・ローンあり)の場合は、条件により上下しますので入れてません。

以前は、ローンがあっても自分名義の持ち家であれば評価は高かったです。その理由は「住宅という担保がある」と考えられていたためです。

しかし、いつからか「住宅ローンは貸し倒れのリスク」と考えられるようになりました。

それでも「賃貸」よりは持ち家(自分名義・ローンあり)のほうが評価が高いです。実際のところ、持ち家(自分名義・ローンあり)は3番目か4番目にランキングされると思います。

「官舎・社宅」は家賃の安さが魅力です。官舎には公務員、社宅にはそれなりの大きな企業、というプラスの評価がされます。

「公営住宅」も家賃は安いのですが、滞納率の高さや夜逃げする人が多いことがマイナスです。

2.毎月の家賃・住宅ローン支払額

実はこれ、非常に重要な項目です。年収に対してこの支払額が多すぎると、審査に落とされることもあります

支払額が多いと自由に使えるお金が少ないと判断されてしまいます。

毎月の家賃に関しては、賃貸借契約書等の提出を求められることはありません。ただし、賃貸情報サイトでマンション名を検索すれば、ある程度は調べられることは頭に入れておいてください。

住宅ローンは全国銀行個人信用情報センターの情報を見れば分かります。

3.何年住んでいるか

同じところに長く住んでいる人は安定していると判断されます。生活基盤が出来上がっているため、簡単に引っ越ししないという統計も出ているようです。

基本は1年以上はほしいところです。半年以上あれば問題ないと判断する消費者金融もあります。

引っ越し直後のような状況ではかなりのマイナスポイントになります。

まとめ

カードローンの審査ポイントである「家族構成・居住形態・居住年数」ですが、「年収」や「他社借入件数」などに比べるとそこまで重要視されていません。

審査に通るか通らないかといった状況では、非常に重要な項目と言えないこともありませんが。

気をつけたいのは、「居住年数」と「家賃・住宅ローンの支払額」です。このふたつは即審査落ちの可能性があります。

「居住年数」に関しては、引っ越し直後のように少ない場合は審査に落とされるケースもありますので注意が必要です。

「家賃・住宅ローンの支払額」は余裕を持って年収の30%以下が最低ラインと考えるといいと思います。年収の40%を超えるような場合、審査がかなり厳しくなると覚悟したほうがいいでしょう。

家賃に関しては自己申告なので、基本的には調べられることはありません。