自己破産とは、債務者が多額の借金により経済的に破綻し、もう自力では借金を払うことができないと裁判所に申し立て、借金をすべて免除してもらうという制度です。

債務整理の中で最終手段と言えるのが自己破産です。

借金返済のためにいろいろと手をつくしてきたけど、もう自力で返済するのは無理という場合は、少しでも早く自己破産したほうがいいと思います。

たとえ1億円の借金があったとしても基本的にすべて帳消しにされますので、人生の再スタートができます。

自己破産をすると官報にのりますが、官報の存在を知っている一般人はそう多くはありません。

官報を知っていたとしても、実際に見る機会は少ないので、自己破産をしたことを周囲に知られる可能性も低いでしょう。

借金返済に追われて自ら命を絶つという最悪の選択肢を選ぶ必要はありません。自己破産をすれば借金はなくなるのですから。

自己破産のメリットとデメリット

自己破産のメリット

  1. 借金がゼロになる
  2. 依頼した時点で取り立ての電話はかかってこなくなる

他の債務整理に比べてメリットが少ないように感じるかもしれませんが、借金がゼロになるという最高のメリットが自己破産にはあります。

借金に追われて、人によっては毎月10万円以上払っていたのが完全になくなるわけです。

他の債務整理では借金がゼロになることはないでしょう。過払い金でもあれば別ですが、これほどのメリットはないと言えるでしょう。

自己破産のデメリット

  1. 官報に掲載される
  2. 5~7年間は個人信用情報機関に登録されるのでブラックリスト扱いになる(全銀協は10年間)
  3. ブラックリストの間、カードローンやクレジットカードの審査には通らない
  4. マイホームなど高額な財産がある場合は手放すことになる
  5. 一定の資格制限がある
  6. 破産者名簿に掲載される

破産者名簿とは、破産者の本籍地の市区町村役場で破産の事実が記載される名簿のことです。この破産者名簿に登録されている間は、一定の資格が必要な仕事にはつけません。

「一定の資格制限がある」「破産者名簿に掲載される」と聞くと大問題のように感じますが、自己破産の手続開始決定から免責確定までの数ヶ月間だけの話です。

永久的な話ではなく、数か月間だけですので、これからずっと借金で悩むくらいなら、そうたいした問題ではありません。一部の資格が必要な仕事以外は、デメリットはほとんどありません。

借金額が多く自力返済が無理なら自己破産を選ぶべき

「借金返済のために今月消費者金融にお金を振り込みたいけどそのお金がない。総量規制の影響でどこからも借りられない。あとはヤミ金に借りるしか・・・」

ヤミ金に借りたらもう終わりです。まともな消費者金融と違い、職場に取り立てに来たり、夜中に取り立てに来ることもあるでしょう。

周りの人にも「あの人はヤミ金からお金を借りている」と噂が広がるようになるでしょう。それがヤミ金の手口です。

もしあなたが、自力で借金返済は無理だと感じているのであれば、債務整理を考えたほうがいいでしょう。

借金の額を減らせば何とかなる場合は、任意整理や個人再生を考えることになると思います。

しかし、もうどうしようもない場合は少しでも早く自己破産をすることをおすすめします。

借金に長年追われていて、毎月の返済に苦しんでいる人は多いでしょう。何年かかっても返し終わらないことが分かっているので、本当につらいでしょう。

自己破産をすれば、その借金がゼロになります。もう毎月の支払いのことを考えずにすみます。そうなれば、本当に人生が変わります

特に子供がいる人には、声を大にして言いたいと思います。あなたが借金で苦しんでいることを子供は感じ取っています。

あなたがすごく悩んでいることは、どんなに隠しても子供には分かります。子供は言わないだけです。

あなたが大事に想っている人ほど、あなたがつらい顔しているのは見たくありません。家族でも恋人でも。

自力で借金返済が無理なことが分かっているのであれば、もう弁護士や司法書士に相談してください。