「自己破産をすると戸籍や住民票に記載されてしまうので、自己破産はしたくない」

そのようなウワサを耳にしたことがあります。しかしこれは本当のことなのでしょうか?

実はこれも大きな誤解です。自己破産をすると財産から何やらすべて失ってしまうような印象があるので、そういったところからこのような噂が流れているのだと思います。

自己破産にまつわるウワサ

  • 破産した事実が戸籍や住民票に載る
  • 自己破産をしたとしても、戸籍や住民票に記載されてしまうことはありません。自己破産だけではなく、任意整理や個人再生でも戸籍や住民票にのることはありません。

  • パスポートが作れない
  • これは自己破産をすると海外旅行が規制されるため、「パスポートが作れない」というウワサが出回ったのだと考えられます。自己破産してもパスポートは作れますし、免責が決定すれば海外旅行にも普通に行くことができます。

  • 運転免許証が失効される
  • 自己破産をしても運転免許証が失効されることはありません。今まで通り利用できますし、更新もできます。運転免許証に自己破産をした事実が記載されることもありません。

  • 選挙権がなくなる
  • 選挙権がなくなることはありません。今まで通り普通に投票できます。

こう見ると意外に間違ったウワサが広まっていることが分かると思います。このことが原因で自己破産をすることを躊躇する人もいるようです。

不安ならネットで調べればすぐに分かることですし、弁護士や司法書士に聞いてみてもいいと思います。

自己破産をしたらこんなデメリットがある

本籍地の市区町村役場が管理している「破産者名簿」というものがありますが、これには自己破産した事実が記載されます。しかしこれは公開されることはなく、戸籍や住民票とは全く別のものです。

しかも、記載されるのは期間限定です。破産手続開始決定から復権を得るまでの数ヶ月間だけです。

とはいえ、現在では破産者名簿にも自己破産の事実が記載されない可能性のほうが高いです。

他には信用情報機関に自己破産したという情報が記載されますので、7~10年ほどはほとんどのキャッシングやローンの審査には通りません。

あと気になることと言えば、官報に載ることでしょうか。官報とは国が発行している新聞のようなもので、破産者情報などが載ってしまいます。一般の人が見ることはそうはないと思います。

そんなことを気にするよりも、今現在の借金苦から開放されたほうがよっぽどいいと思います。自己破産を考えるくらいですから、もう自力での返済は困難なのでしょう。

基本的には、自己破産をしてもデメリットよりもメリットのほうが大きい人が多いと思います。一般の人が自己破産をする場合は、数百万円ほどの多額の借金があるのでしょう。

その借金をゼロにできるわけですので、多少のデメリットは気にならないと思います。

ただし、債務整理にもデメリットがあるので、自分にあっているかをよく弁護士や司法書士と話し合ってください。

まとめ

自己破産をしても、戸籍や住民票に載ることはありません。選挙権がなくなることも、免許証を取られることもありません。間違ったウワサを信じないようにしましょう。

ただし、本籍地の市区町村役場が管理している「破産者名簿」には、自己破産をしたという情報が書かれます。しかし、これは誰でも見れるものではありません。

さらに、現在では破産者名簿にも自己破産の事実が記載されない可能性のほうが高いので、あまり心配する必要はありません。どうしても自己破産のデメリットが不安ならば、弁護士や司法書士に直接聞いてみるといいでしょう。