インターネットでいろいろなサイトを見ていると、「ブラックリストを消す方法」という書き込みがあります。これは本当にあるのでしょうか?

もし、「ブラックリストを消す方法がありますよ」とうたっている業者を見つけたら、「詐欺だな」と疑ってかかってください。

ブラックリストに載っているというのは、個人信用情報機関に事故情報が載っているということです。つまり、ブラックリストを消すというのは、信用情報機関に載っている事故情報を消すということです。

金融業者がそんなことできるでしょうか?

悪徳業者の手口

残念ながらそんなことできません。悪徳業者の手口の一例はこんな感じです。

  1. ある消費者金融に申し込んだら、「当社では融資ができない」と言われる。あなたがブラックリストに載っているからできないというのが理由だと。
  2. しかし情報屋に今回申し込んだ融資希望額の30%を振り込んだら、そのブラックリストの情報を消すことができて、そうすれば当社から融資が可能になるそう。
  3. 20万円融資の場合なら、情報屋に手数料として6万円を引かれるので、14万円が振り込まれることになる。
  4. だが情報屋は存在しないので、契約上は20万円融資となっているが、14万円しか振り込まれなかったという実は悪質なケース。ブラックリストも当然消えてはいない。
  5. 場合によっては、ここでは6万円を先に振り込ませて、すぐに音信不通という詐欺もある。

このように、「ブラックリストを消す方法がある」とうたっている業者は悪徳業者、ほぼヤミ金です。

「カードローンにしてもクレジットカードにしても、審査がどのように行われているかわからない」ということが、このような悪質なやりかたが横行している原因かもしれません。

しかし、消費者金融やクレジットカード会社が審査基準や審査内容を詳しく教えてくれることはありませんから、だまされないように自己防衛するしかありません。

少し自分で調べれば、このようなことがウソであるというのはわかります。

問題は、借金返済で追い込まれている多重債務者は、正常な判断がなかなかできるような状態にない場合もありという点です。そこを悪徳業者につけこまれているのでしょう。

ブラックでもクレジットカードを作れる裏技?

他にもお金を払えば「ブラックリストを消す方法を教える」という詐欺もあります。類似の詐欺もよくあります。

まずよくある情報として「ブラックでもクレジットカードを作れる裏技」です。これは数万円程度で売られていました。

この「ブラックでもクレジットカードを作れる裏技」とは、「VISAデビットカードを作ること」です。

デビットカードとは、クレジットカードと同様の使い方ができるカードですが、口座から即時引き落としされるので、口座にお金が入ってないと使えません。

クレジット払いにしか対応していないネット通販などでは非常に重宝します。特にブラックでクレジットカードが持てない人には使い勝手のいいカードです。

しかし、こんなことは少しネットで調べれば分かることです。この情報に数万円の価値はありません。基本的に「ブラックリストを消す方法」などないと思っていたほうが懸命です。

「ブラックリストを消す=信用情報機関に載っている事故情報を消す」ということであれば、信用情報機関に載っている情報が間違っている場合などは消すことはできます。

そういった例外以外では、信用情報機関に載っている事故情報を消すことはできません。それができるのであれば、信用情報機関が存在する意味はありません。

甘い言葉には裏があると考えて、決してだまされないようにして下さい。

まとめ

「ブラックリストを消す方法があります」とうたっている業者は詐欺業者です。ブラックで苦しんでいる人は騙されやすいので注意してください。

他にも「ブラックでもクレジットカードを作れる裏技」という情報もあります。実は「VISAデビットカードを作ること」という残念なものがほとんどです。

信用情報機関に載っている事故情報を勝手に消すことは、どんな業者でもできません。